2nd『Bye Bye』で本来の自分を表現したシン・ウンソン

 「美人と言われるのがプレッシャーでした」

 シン・ウンソンの2ndアルバムのジャケットには彼女がシャウトする顔が一面に写っている。

 「なぜ綺麗な顔を台無しにしてこんな表情をしたのか」と聞くと、「美人だとか言われる度にものすごくプレッシャーを感じていました」と意外な答えが返ってきた。

 「テレビで私の姿を見た友達からは必ず別人のようだと言われます。私のことを知っている友達はみんな私のことを女だと思ってくれないんですよ」

 男勝りな性格のために男友達が多く、変な噂に多く悩まされたという。

 「これからは男友達とは一切会わないことにしました。でも実際には友達と会う機会が減ってしまったのでデビューしたことを後悔することもありました」 

 そういった見た目と実際に対するギャップへの反発の意味を込めて今回のジャケットを完成させたという。衣装もボーイッシュなイメージを強化、1stアルバムの時のようなセクシー路線から脱するために努力したという。

 今回のアルバムのリードトラック『Bye Bye』は本人の表現を借りれば「耳にすんなり入って来るダンスナンバー」だ。覚えやすいリフレーンで一度耳にすれば忘れにくい。

 振付も今回は自分の性格に合わせて均整の取れたダンスというよりは、自由自在なダンスに近いという。全体的に攻撃的で積極的な印象が強く感じられるアルバムに仕上がっている。

 そんなシン・ウンソンにドラマ出演のオファーも何件か舞い込んできたが、今回はアルバムのリリースと重なったために一先ずは後回しにした。

 本人も本来は女優志望だったが、歌を犠牲にしてまでやるのはもったいないという周囲の反対で歌手活動を優先させた。

 しかし、それでも本人は演技への道を完全に諦めたわけではなく、来年の初には再びマルチエンターティナーとしての姿を披露する予定だ。

スポーツ朝鮮/ソン・ウォンソプ記者 five@sportschosun.com
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