本紙独占入手「宋承憲、涙のコメント文」

 世間からどう言われようと出席したかった制作発表会。しかし、結局それは実現しなかった。

 宋承憲(ソン・スンホン)が21日、ドラマ『悲しい恋歌』の制作発表会で読み上げる予定だったコメント文を本紙が独占入手した。

 「ドラマ出演に対する個人的な希望はなく、制作陣のことを思うと心苦しい。軍へは必ず入隊する」

 さまざまな情報が錯綜したが、宋承憲は最後まで姿を現すことはなかった。

 宋承憲のコメント文には自分の罪によって莫大な被害を受けることになった人々に少しでも償いたいという気持ちが随所に書かれていた。


以下は宋承憲のコメント文。

 久しぶりにあいさつさせていただきます。宋承憲です。

 こうした素晴らしい席では本来、楽しく喜ばしい気持ちであいさつをしなければなりませんが、そうではないのが事実です。すべてが私の責任で申し訳ない限りです。

 今日、一体このイベントに参加してもいいものだろうかと、たいへん悩みました。欠席することを考えましたが、どういった形であっても私の立場を明らかにすることが正しいと判断しました。

 まず、軍入隊についてお話しします。先日もお話しましたが、私は軍隊に入隊します。いつでも身体検査の通知書を受け取れば必ず身体検査を受け、入隊通知書を受け取ってすぐに入隊します。

 この場に来られた国内外の記者方々、芸能関係者の皆さんが関心を寄せられているドラマ出演について申し上げます。正直な気持ち、本当はドラマを撮影してから入隊したいと思っていました。私個人のためではありません。

 私一人のために莫大な被害を受けることになった制作陣のことを考えると非常に心が痛みます。

 「ドラマだけのためにどうかしたのか」と言われることも覚悟していました。「制作陣のためだからと言ってドラマに出演しようとした」と非難されても謙虚に受け止めます。

 私は今はっきりと「ドラマには出ません」と言いたいです。今までにも一日に何回も制作会社の社長に「ドラマには出ません」と言いたかったです。

 決定が下され、静かに入隊の日を待てば、むしろ気楽でもあります。

 しかし、ドラマ出演の可否が私個人の問題ではないことを、またそれがいかなる言い訳ではないことを敢えてこの場を借りて申し上げます。

 私がどう話しても非難の対象であるということはよく分かっています。それでも私の責任であるのですから謙虚に受け止めます。

 29年間の人生の中で何事にも変えられない貴重な経験をしています。今回の兵役問題で経験した多くのことは、今後私が生きていく中で最も重要な糧となるでしょう。

 最後にお忙しい中ご足労いただいた国内外関係者の皆様に感謝いたします。

 私の出演中止にかかわらず、『悲しい恋歌』が成功することを心から願っております。

スポーツ朝鮮/クォン・イナ記者 indyk@sportschosun.com
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース