宋承憲の代役探しに奔走 ドラマ『悲しい恋歌』

 「代役が見付からない」

 宋承憲(ソン・スンホン)の出演取りやめを決定した『悲しい恋歌』の制作陣が代役探しに追われている。

 すでに宋承憲の兵役問題が浮上した時点から多くの候補が挙げられてきたが、未だ適当な代役が見付かっていない。

 韓流ブームを持続させるだけのスター性、クォン・サンウ、金喜善(キム・ヒソン)と共演できる同年代であるという2つの条件を兼ね備えた代役をなかなか見付けなれずにいる。


 そうした中、まず代役の候補に挙がったのが『パリの恋人』でトップスターとしての座を固めたイ・ドンゴン。

 イ・ドンゴンはクォン・サンウと同じ所属事務所であることから、一時はほぼ代役に決まったという説まで流れた。

 しかし、イ・ドンゴンは映画『B型の彼氏』への出演が決まり、候補からは外れた。関係者も「友情出演ならまだしも、主演はむずかしい」と話す。

 また、チョ・インソンも来年の初めに所属事務所のIHQが制作するドラマへの出演がほぼ決定しているため、やはり候補から外れた。

 国内外での知名度で宋承憲とほぼ同等のウォン・ビンも軍入隊を宣言しており、ドラマ出演は難しい状況だ。

 この他にも多くの俳優が代役を志願したが、制作陣がすべて断った。 

 特に21日の制作発表会で宋承憲、クォン・サンウ、金喜善(キム・ヒソン)が出演した『悲しい恋歌』のプロモーションビデオを公開してからは、誰が代役を務めようと宋承憲を超える俳優を探すのは厳しいという意見が関係者の間でも大多数を占めている。

 8億ウォンの制作費を投じてオーストラリアで撮影されたこのプロモーションビデオは、映画を超えるスケールと完成度を兼ね備えており、当初から「プロモーションビデオを映画館で上映してはどうか」と言われるほどだった。

 しかし、プロモーションビデオに対する好評が高まれば高まるほど制作陣の悩みが深まっている。

 ドラマ関係者は「21日の記者会見場では宋承憲の降板が正式に発表されたが、実際には代役も決まっていない厳しい状況で、今はともかく代案を探すしかない」と厳しい実情を語った。

スポーツ朝鮮/ソン・ウォンソプ記者 five@sportschosun.com
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