映画『力道山』、米欧からもラブコール殺到

 韓日共同制作映画『力道山』(ソン・ヘソン監督、サイダス・スタジオ3制作)が釜山(プサン)国際映画祭で注目を集めた。

 薜景求(ソル・ギョング)、中谷美紀主演の映画『力道山』は日本の配給会社関係者から最高の賛辞を得スのに続き、9日に行われた釜山国際映画祭の公式イベント「力道山の夜」以降、米国やヨーロッパの映画会社からもラブコールが殺到している。

 『力道山』側はこの日のパーティーで約3分のプロレスシーンなどが収録された15分のダイジェスト版を公開したが、この場に出席した米欧の映画関係者が、まったく予想外だった購買の意思を打診してきたという。

 『太極旗を翻して』(日本タイトル『ブラザーフッド』)を全米公開した米サミュエル・ゴールドウィン社の関係者は「『太極旗を翻して』の事例からも分かるように、米国内に韓国映画市場はすでに形成されている。『力道山』のような大作は米市場で興業的に成功する可能性が十分にある」と語った。

 映画『MUSA -武士-』を145館で公開したフランスの制作配給会社「SND-Groupe M6」の関係者も「映像を見た結果、『力道山』は作品性はもちろん、商業的価値が十分なパワーのある映画という結論に達した。フランスでの大規模な公開も可能だ」と絶賛した。

 戦後、日本で英雄として称えられた韓国人プロレスラー力道山の生涯を描いた映画『力道山』は、8月15日にクランクアップして現在は編集作業などが行われており、力道山の41回目の命日にあたる12月15日に公開される予定だ。

スポーツ朝鮮/シン・ナムス記者 delta@sportschosun.com
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