バラードの皇帝シン・スンフンが日本初ライブ

 バラードの皇帝が日本のオーディエンスを魅了した。

 シン・スンフンが初の東京公演を成功させた。シン・スンフンは12日午後7時から、東京渋谷のBunkamuraオーチャードホールで『哀而不悲』を皮切りに2時間30分にわたって『初めてのその感じのように』『その後も長い間』『見えない愛』『伝説の中の誰かのように』など、30曲のヒット曲を熱唱、会場を満たした2500人のオーディエンスを魅了した。

 この日の公演で最も感じられたことは「日本進出」を実感させるステージだったということ。まだ日本ではアルバムを1枚もリリースしたことのないシン・スンフンは決して「未知の歌手」ではなかった。

 主催者側は「日本人と韓国人の割合が約7対3になると説明したが、韓国語で声援を送る日本のファンの熱気は決して韓国のファンに負けていなかった。

 今回の公演のプロモーションを担当したホワイト・ミュージックの菅原潤一代表は「映画『猟奇的な彼女』がヒットして以降、主題歌の『I Believe』を歌ったシン・スンフンに対する関心が高まった。今後もシン・スンフンは毎年日本で公演をしなければならなそうだ」と驚きを語った。


 9日の大阪公演と12、13日の東京での2回公演をソールドアウトにしたシン・スンフンは、12日の公演を終えた後「大阪公演の反応が良かっただけに内心期待はしていたが、日本の首都東京でもこんなにも盛況になるとは思わなかった」と感激を隠せない様子だった。

 婦人とコンサートに訪れたピアニストの倉本裕基氏は「日本人がシン・スンフンの存在を知った以上、日本でヒットするのは時間の問題」と語り、絶賛を惜しまなかった。

 この他にも12日の公演には、オリコン社長、ユニバーザル、BMGビクターなどレコード会社の関係者が会場に訪れ、シン・スンフンに対して高い関心を寄せた。

スポーツ朝鮮/東京=ソン・ウォンソプ記者 five@sportschosun.com
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