「第2のイ・スヨンを狙え!」 超豪華PVで莫大なCM効果

 「イ・スヨン効果」が音楽界を越えて経済界にも広がっている。

 『フィリリ』をリードトラックにしたイ・スヨンの6thアルバムは、音楽業界で今、最も注目を浴びている一枚。

 9日のMBCテレビ『音楽キャンプ』から本格的な活動を開始する前に30万枚のセールスを突破する勢いを見せている。

 昨年、金健模(キム・ゴンモ)の52万枚が最多セールスだった音楽業界からは、再び100万枚突破も可能だという予測が出るほどの急激な勢いだ。

 こうしたセールスが好調なのは『フィリリ』のプロモーションビデオ(PV)が大きく影響しているため。金相慶(キム・サンギョン)、申河均(シン・ハギュン)、ハン・ジヘが出演した『フィリリ』のPV は、ニュージーランドですべての撮影が行われ、計12億ウォンという巨額の制作費が投じられ、「無理な投資」といった指摘も受けた。

 しかし、今回のPVはPPL(プロダクト・プレイスメント/Product Placement)を通じて5企業の協賛を受け、すでに制作費の相当額を回収した状態だった。

 レインコムはMP3プレーヤー、ウェブゼンはオンラインゲーム「ミュー」のキャラクター商品、ソニーは新型デジタルカメラ、カスピは衣装、アシアナ航空は自社の旅客機をそれぞれ画面に登場させた。

 その上、これら協賛商品が期待以上の効果を上げており、PV人気を証明した形となっている。PVに登場したレインコムの新型MP3プレーヤーは、オンエア後1週間で約6万台の販売台数を記録し、カスピもPVを編集して秋の新商品のCMを制作することを決定した。

 またウェブゼンは、過去にイ・スヨンがプレイステーション2のゲームソフト『ファイナルファンタジー』の主題歌を歌ったように、イ・スヨンの曲を中心としたゲーム『ミュー』のサウンドトラック制作を検討している。

 こうしたPVによるCM効果を狙って芸能界ではすでに「第2のイ・スヨン」を狙えと多くの企画が提案されているという。

スポーツ朝鮮/ソン・ウォンソプ記者 five@sportschosun.com
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