ジャズクラブ「PABLO」がソウルにリオープン

 ジャズファンの思い出が詰まったジャズクラブ「PABLO」が15日、ソウル市・論峴(ノニョン)洞にリオープンした。1988年に方背(パンベ)洞にオープンして2年後にクローズして以来14年ぶりだ。

 「PABLO」は方背洞にあった時代からミュージシャンにとっては最高のステージで、ジャズファンにとっては最高の憩いの場だった。

 シン・グァンウン(ピアノ)、イ・ジョンシク(サックス)といった韓国を代表するジャズミュージシャンがこのステージに毎日のように立ち、故人となった歌手のキム・ヒョンシクも「PABLO」のレギュラーとして出演していた。このクラブでジャズに魅了されてジャズの評論家になった人も多い。

 映画音楽家のソン・ビョンジュンの実の兄でもあったソン・ソクチャン(49)社長は90年、済州(チェジュ)島に移り住んで2000年に済州市庁の近くに「PABLO」をオープンしたが、今回再び上京してソウル市内にジャズクラブをオープンすることにした。

 合計100席ある70坪の広さのクラブにはアナログ 1万枚、CD 5000枚、 DVDとLD 1200枚がある。当面は週末のみにライブ公演を行い、平日にはリクエストを中心に受け付けることにした。金曜日にはジャズバンド、土曜日にはロックとブルースバンドが出演する計画だ。

 15日のリオープン記念イベントにはハン・サンウォンバンド、イ・ジョンシクバンド、歌手の雄山(ウンサン)らが出演した。ソン社長は「週末の公演で実力ある若手ミュージシャンを発掘していきたい」と語った。問い合わせ(02)3445-9273。

韓賢祐(ハン・ヒョヌ)記者 hwhan@chosun.com
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