映画『太極旗を翻して』(日本タイトル『ブラザーフッド』)が9月第1週目の週末、全米ボックスオフィスで1スクリーンあたりの最高興行成績を記録した。
張東健(チャン・ドンゴン)、ウォン・ビン主演の映画『太極旗を翻して』はレイバー・デイ(労働者の日)を間に挟んだ9月第1週目の週末の4日間に米国の映画市場で1スクリーンあたり1万2565ドルの収入を記録、全米ボックスオフィスで2週連続1位を維持しているチャン・イーモウ監督の『LOVERS』が記録した1スクリーンあたり5513ドルよりも2倍以上の興行成績を上げている。
『太極旗を翻して』は全米7都市の29か所の映画館で公開されて36万4386ドルの収入を記録、現在までに米国で上映された韓国映画の中では、金基徳(キム・ギドク)監督の映画『春夏秋冬そして春』が公開から21週目にして約231万6000ドル(約30万人)の興行収入で最高記録を保有している。
姜帝圭(カン・ジェギュ)&ミョンフィルムの関係者によれば、在米韓国人が最も多く住むロサンゼルス、ホノルル、シカゴなどの都市で特に多くの観客を動員しているという。
現地の映画関係者らはレイバー・デイの連休中に旅行などに行っていた人が多かったため『太極旗を翻して』が今週末にはさらに多くの観客を動員し、このままの状態が続いた場合には上映館数も大幅に増えると予想している。
『太極旗を翻して』は全米公開前に『ワシントン・ポスト』が「姜帝圭は東アジアのスピルバーグ」と紹介するなど、米メディアの絶賛を受けてヒットが予想されていた。