タイで韓流ブームが吹き荒れる中、現地のテレビ局3社が次々と韓国を訪問、人気番組の収録を行っている。
タイiTVが今月2日からソウル市内の明洞(ミョンドン)や新村(シンチョン)で番組を収録したのに続き、16日からはタイ国営放送のチャンネル3がシチュエーション・コメディーを、来月初めには同じく国営放送のチャンネル7が韓国を舞台にトークショーを収録する。
『アジアンシリーズ』を通じて韓国ドラマをタイの視聴者に広めたiTVが今回制作する番組は『We're Za』という若者向けの旅行バラエティー番組。
司会者が韓国を旅しながら経験するエピソードを紹介する番組で、韓国の地下鉄やタクシーに乗ったり、伝統スポーツのシルム(韓国相撲)の体験をしたりする。この番組は今月末からタイで4週にわたって放送される予定だ。
チャンネル3の企画した番組はシチュエーション・コメディーの『X4』。タイのトップスターが登場して韓国人女性のガイドに片思いする4人の男性のドタバタ劇を描いている。ソウル市内の大学路(テハンノ)を中心に25日間にわたって撮影を行う計画だ。
チャンネル7の『Sabud show』はタイで最も人気のあるトークショーで、ソウル市内の仁寺(インサ)洞、明洞などを舞台に韓国の若者を取材する。
こうしたタイの人気番組が韓国を撮影地として選んだのは、韓国ドラマが現地で放送され、韓国に対する関心が急激に高まったため。
タイ放送局の韓国ロケを担当したKTCCのイ・ユヒョン代表は「今回のような海外テレビ局の韓国でのロケは、韓流スターが海外に出向かなくてもプロモーションができる機会にもなる」と説明した。
『スポーツ朝鮮/チョン・ギョンヒ記者 umnuri@sportschosun.com 』