米メディアの多くの関心の中、全米に上陸した姜帝圭(カン・ジェギュ)監督の『太極旗を翻して』(日本タイトル『ブラザーフッド』)が韓国映画史上初めて公開初日から全席売り切れの大盛況となった。
今回の反響を受けてワシントン、ニューヨーク、ロサンゼルスなど、全米7都市40か所の映画館で上映中の『太極旗を翻して』は、上映館と上映回数が増やされる見込みだ。
3日、ワシントン近郊の映画館には『太極旗を翻して』の公開を心待ちにしていた海外同胞が殺到して上映時間の1時間前には全席のチケットが売り切れた。
チケットが売り切れたことを知らずに多くの観客が列に並んでいたため映画館側がチケット売り場に一歩遅れて『太極旗を翻して』のチケット売り切れを知らせる張り紙を掲示した。
これらの映画館は当初一日に3回の上映を予定していたが、初日からチケットが売り切れたことを受けて上映回数を増やす決定をした。
一方、ワシントンポストやニューヨーク・タイムズなどの米メディアは『太極旗を翻して』が迫力溢れるリアルな映像と感動的なテーマを描いていると絶賛して姜帝圭監督を「東アジアのスピルバーグ」と紹介した。
過去に米国で上映された韓国映画の最高ヒット作は金基徳(キム・ギドク)監督の『春夏秋冬そして春』で、21週の間に約30万人が観覧、231万6000ドルの興行収入を上げた。
一方、駐米韓国大使館は『太極旗を翻して』の公開に合わせてワシントンで半月間にわたって韓国映画祭を開催する予定だ。