韓石圭、映画『朱紅文字』の撮影中に失神

 「失神したことを敵には知らせないでほしい」

 俳優の韓石圭(ハン・ソッキュ)が失神にもめげず、映画『朱紅文字』(ピョン・ヒョク監督、LJフィルム制作)の撮影に励んでいる。

 韓石圭は最近、ソウル市・江南(カンナム)の某所で行われている撮影現場で突然倒れ、制作陣を慌てさせた。

 『朱紅文字』で強力班(殺人、強盗などの捜査を担当する部署)の刑事、イ・ギフン役を演じている韓石圭はこの日、複雑で微妙な心境の変化を演じるシーンを撮影していたが、午後に入ってから次のシーンを撮影するために衣装を着替えようと立ち上がった瞬間、突然その場に倒れた。

 日中の暑さに加え、タイトな撮影スケジュールで3日間の徹夜も重なるというハードな状況で難易度の高いシーンを演じなければならなかったため、体力的に無理があったようだ。

 韓石圭はスタッフによって近くの病院に運ばれ、しばらく点滴を受けた。

 意識の戻った韓石圭は自分の体の状態よりも、今回の失神が映画のイメージに傷を付けてしまうと心配してスタッフに今回の件を外部に漏らさないよう口止めをした。

 韓石圭は失神するほどに演技に集中しており、予想よりも撮影がスムーズに進んでいることから、非常に満足した様子で撮影を続けているという。

 『朱紅文字』は主人公のイ・ギフンと3人の女性との愛と破局を描いたスリラー風のラブストーリー。現在約90%の撮影が終了した『朱紅文字』は10月28日の公開を予定している。

スポーツ朝鮮/シン・ナムス記者 delta@sportschosun.com
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