大統領行きつけの参鶏湯店「土俗村」

 盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領行きつけの店として知られる参鶏湯(サムゲタン)の老舗「土俗村(トソクチョン)」。大統領府の調理師に味の秘訣を聞かれ、断ったことで話題になった。

 地下鉄景福宮(キョンボックン)駅2番出口を出て、大統領府方面に向かうと、ずらりと駐車された観光バスが目に入ってくる。その周囲を見回すと、「土俗村」という看板が見える。

 日本人の団体観光客が多い。外見はこじんまりとしているが、入ってみると、大小の部屋を持つ大きな韓屋だ。ここの参鶏湯はほかの店に比べて濃厚な味だ。香り高く口当たりもまろやか。

 はと麦、ヒマワリの種、カボチャの種、銀杏、松の実など約30種類の薬剤が使われているという。お好みで塩コショウした後、スープを味わってから肉を口に運ぶ。

 小ぶりの若鶏のため、最初は少ないような気がするが、柔らかい肉とその中に入っている米やスープを全部平らげると、立ち上がれないほど満腹になる。

 もともと有名な店なので、混む時間帯を避けて訪れるのがベストだ。

 参鶏湯・オッタク(漆で煮込んだ鶏肉)1万2000ウォン、烏骨鶏参鶏湯1万8000ウォン。問い合わせ(02)-737-7444。

イ・ウンスク/Cookand編集長

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