「テレビで見るよりもずっと格好よくて上品な印象ですね」 「トップスターなのに謙虚で本当に親切なので感激しました」
16日夕方、東京で行われた柳時元(リュ・シウォン)の出版記念握手会に訪れた日本の女性ファンが握手を終えて感動しながら語った言葉だ。
この日のイベントは料理レシピ本『リュ・シウォンの美味しい誘惑』の日本語版発売を記念して行われた。
当初はサイン会を計画していたが、1500人ものファンが一度に殺到して時間的制約があったため、急遽握手会に予定が変更された。
会場となった東京・紀伊國屋新宿南書店には、前日から徹夜組を含んだファンが行列を作り、当日の午前中にはその数は1000人を超えた。イベントの開始時間は16日の午後6時からだった。
30度を越える日が40日間続いた東京は15日には猛暑は多少和らいだが、イベント当日は30度を超え、それでも熱心なファンは暑さにも負けずイベント開始まで列に並び続けた。
主催者側のPHP出版社と紀伊國屋書店は同日、猛暑にもかかわらず多くのファンが集まったことから、午前11時までに列に並んだ1100人に整理券を配り、急遽サイン会から握手会に予定を変更した。
柳時元は午後6時から1時間にわたって整理券の配られた1100人のファンと握手を交わしながら「応援してくださってありがとうございます」「期待を裏切らないように頑張ります」などと一人ずつ言葉を掛け、整理券をもらえずに外で待っていた約400人のファンには手を振って声援に応えた。
柳時元と握手を交わした40代の女性は「トップスターなのに本当に親切で感激した。柳時元さんの手を握った瞬間、胸がドキドキした」と興奮気味に語った。
主催者側はサイン会の場合、多くても1時間に150人分程度しかサインできないため、時間を節約する意味で握手会に急遽予定を変更したと説明した。
柳時元の日本への公式訪問は今年3月末に東京で行われたファンの集いに続いて2回目。
当時も衛星放送や独立U局などで放送された『秘密』『真実』を見て柳時元を知ったという約500人の熱心なファンが集まったが、今回はその3倍にもなるファンが大挙押し寄せ、日本でとどまるところを知らない韓流ブームの勢いを見せ付けられるイベントとなった。
日本で放送された柳時元が出演したドラマは『秘密』、『真実』、『その陽射が私に...』、『美しき日々』の4本で、NHK衛星で放送された『美しき日々』は『冬の恋歌』(日本タイトル『冬のソナタ』)の後続ドラマとして10月2日から地上波の総合テレビで毎週土曜日午後11時10分から全24話が放送される。
柳時元は「予想外に多くのファンの方が集まって驚いた。機会があれば日本でも活動したい」と語った。