玄海灘を越えた元祖韓流スター ユンソナ

 「ペ・ヨンジュンさん関連のインタビューだけでも数十回受けました」

 日本国内の韓流ブームで尹孫河(ユン・ソナ)が忙しくなった。ペ・ヨンジュン、張東健(チャン・ドンゴン)、ウォン・ビン、パク・ヨンハなど、韓流スターに関するインタビューを多方面から受けているためだ。細かい質問まで含めれば、その数は数百にもなる。

 「面倒じゃないかとよく聞かれますが、そんなことはありません。韓国ドラマがヒットして韓国のタレントが人気を集めているので私も本当にうれしいです」

 尹孫河は日本でゼロからスタートしてスターになったタレントだ。そのため苦労をせずに人気を集めている韓流スターを見て面白くないのではと聞いてくる人も多いという。しかし、尹孫河は「絶対にそんなことはない」と言う。

 「韓流スターの皆さんと私の立場は違います。私が韓国で韓流スターの皆さんと同じように大スターだったら、日本に来てゼロからスタートする必要はありませんでした。何年か苦労してお金には換えられない経験をたくさんしたので、そういう気持ちにはまったくなりません」

 尹孫河はフジテレビで来月放送が予定されている韓流スターを紹介する番組収録のために今月10日帰国、イ・ドンゴン、キム・ジェウォン、柳時元(リュ・シウォン)、趙現宰(チョ・ヒョンジェ)などの韓流スターにインタビューし、15日に再び日本へ戻った。

 韓流スターの中でも特にペ・ヨンジュン、パク・ヨンハに対する質問を多く受けるという。ドラマ『私達は本当に愛したのだろうか』(日本タイトル『愛の群像』)でペ・ヨンジュンと、ドラマ『雪花』でパク・ヨンハとそれぞれ共演したからだ。 

 しかし、特別な親交はないという。ペ・ヨンジュンとは以前韓国に帰国した際、所属事務所に寄ってあいさつをしたのがすべて。パク・ヨンハとは最近、日本で2回会っただけ。

 人気の韓流スターのほとんどが男性である理由は何だろうか?「韓国人男性の男らしいスタイルが日本の女性視聴者に受け入れられたみたいです」というのが尹孫河の分析。

 「私が見ても確かに韓国の男性のほうが男らしくて格好いいと思います。兵役があるせいからでしょうか、私と同じ世代の男性を比べても韓国の男性のほうが落ち着いて見えます」

 2001年に日本へ進出した尹孫河は、これまでに日本テレビのドラマ『ナイトホスピタル』、NHKのドラマ『もう一度キス』、TBSドラマ『GOOD LUCK !!』など、日本の人気ドラマに出演して日本国内で最も親しまれる韓国人タレントに成長した。10月には日本でシングルをリリースして歌手デビューも果たす。

『スポーツ朝鮮/チョン・ギョンヒ記者 gumnuri@sportschosun.com 』

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