「期待と不安の半々です」
KBSの李知娟(イ・ジヨン)アナウンサー(29)が、同局初の女子メインキャスターに選ばれた。李アナウンサーが五輪中継のメインキャスターは男性であるという前例を打ち破ったのだ。
李アナウンサーは申栄一(シン・ヨンイル)アナウンサーと共にアテネにあるパルテノン宮殿前に設けられた野外特設スタジオから、アテネ五輪の最新情報を韓国に伝える。
「ボーリングのスコアが34のスポーツキャスターです」。それだけスポーツが苦手ということだ。さらには入社以降、スポーツ番組を担当してきた申アナウンサーとは違って『スポーツ世界』のインタビューコーナー『スター対スター』を半年ほど担当したのがスポーツ関連番組のすべてだ。
しかし、堅い雰囲気の中で行われることが多いスポーツ選手に対するインタビューをワイドショーのような雰囲気で行った功績は高く評価された。ちょうどアテネに向かう前日の8日が誕生日だったという李アナウンサーは、今回の抜擢を入社5年目のアナウンサーとして新たな覚悟で臨むと心に誓った。
実際にも必死の努力を重ねている。13時間かかるアテネに向かう飛行機内でも資料などに目を通すほどの熱の入れようだ。
まだ水色のユニフォームがぎこちない李アナウンサーは、「スポーツだけではなく、アテネの文化的な面も伝えられるような放送にしたい」と意気込みを語った。
『スポーツ朝鮮/イ・チャノ記者 hahohe@sportschosun.com 』