『パリの恋人』ピンチ!キム・ジョンウンがダウン

 SBSの人気ドラマ『パリの恋人』のヒロインを演じるキム・ジョンウン(29)が撮影途中に倒れた。

 このため最後の2話を残した『パリの恋人』はヒロイン不在のピンチに陥り、キム・ジョンウンの所属事務所は放送までの3日間を凌ぐための特別体制に突入した。

 キム・ジョンウンが倒れたのは10日午後3時30分頃。ソウル市・陽川(ヤンチョン)区・木(モク)洞にあるビルの屋上だった。

 同場所で行われた撮影はGD自動車の屋上という設定で、キム・ジョンウンと朴新陽(パク・ シニャン)がベンチに座りながら遠くを見つめて別れの痛みを和らげるというシーンだった。

 ぼんやりとベンチに座るキム・ジョンウンを見付けた朴新陽は「僕は君と別れることができない。僕がなぜこんな状態なのかは分からないが、君の心から去ることができないようだ。あまり遠くに行かないでくれ。これ以上、離れたくないから」と愛の告白をして、その場を去る。

 寂しげにその場を後にする朴新陽の後姿を見ながら立ち上がろうとした瞬間、キム・ジョンウンがそのまま倒れこんだ。

 キム・ジョンウンは5分経っても気を失ったままで、スタッフやマネージャーは混乱し、撮影を見物しに集まっていた付近の住民50人も心配そうに状況を見守った。

 結局1時間ほど移動車両の中で休んでも回復しなかったため、制作陣は撮影を中断してこの日の撮影を11日に延期した。キム・ジョンウンは午後5時30分頃、方背(パンベ)洞の自宅に戻って安静にしている。

 キム・ジョンウン側は「10日の朝、アレルギーの症状が現われ、空腹に薬を飲んだために強く効き過ぎたようだ。それに加えて36度の蒸暑さと一週間の半分を屋外で過ごす強行スケジュールが重なったためだと思う。何かの病気で倒れたのではなく、不規則な生活と無理が重なって倒れてしまったようだ」と説明した。

 以前、映画『私の男のロマンス』の撮影中にも同じようなことがあったキム・ジョンウンは、11~13日に行われる最後の撮影が終わり次第、病院での診断を受け、しばらく休息を取る予定だ。

『スポーツ朝鮮/ソン・チェス記者 manscs@sportschosun.com 』

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース