薜景求、映画『力道山』で全身傷だらけの熱演

 薜景求(ソル・ギョング)が48時間、殴られ続けながらも耐え抜く闘魂を見せた。

 映画『力道山』(ソン・ヘソン監督、サイダス制作)でプロレスラーの力道山役を演じている薜景求は、今月5日から4日間、両水里(ヤンスリ)総合撮影所で行われたプロレスシーンの撮影で、2日間にわたって一方的な攻撃を受け続けて周囲を驚かせた。

 薜景求は対戦相手のアトミックから椅子で殴られ、技をかけられ、リングのあちこちに投げ飛ばされるなど、一方的な攻撃を受けた。いくら映画のシーンであっても見るに耐えないものがあった。

 薜景求は全身を痣だらけにしながらも撮影を続け、アトミック役で出演したプロレスラーのリック・スタイナーから「薜さん、本当に辛そう」と慰めの言葉までもらった。

 薜景求はアトミックを攻撃するシーンを撮影した際に右足首を強く痛めた。

 しかし、今回の撮影のために来韓した日本人俳優が翌日にはすべて撮影を終えなくてはならない状況だった。薜景求はまともな治療も受けられないまま、包帯を縛り付けただけの状態で12時間にわたる撮影に耐えた。

 先月初めに日本の広島で行われた撮影当時、映画『実尾島』(日本タイトル『シルミド/SILMIDO』)に出演した頃に比べて体重を30キロも増やしたと話題になった薜景求は、日本での撮影をすべて終え、両水里と富川(プチョン)にあるセットを往復しながら撮影に臨んでいる。映画『力道山』は12日15日の公開を予定している。

スポーツ朝鮮/キム・ソラ記者 soda@sportschosun.com
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