ソテジ、巨額の公演出演料を巡って訴訟トラブル

 ソテジ(32、本名:チョン・ヒョンチョル)が巨額の公演出演料を巡って訴訟に巻き込まれた。

 公演企画会社のKMスター(キム・グンナク代表)は9日、ソテジと所属事務所のソテジカンパニーを相手取ってソウル中央地裁に5億ウォンの出演料返還請求訴訟を起こした。

 訴状によればソテジはKMミュージックとソウル市内にある上岩(サンアム)ワールドカップスタジアムで今年4月30日に予定されていた
『5050ソウルから東京まで』というタイトルの公演開催を企画、出演料などを合計した4億4000万ウォンを受け取ったが、公演が中止になったにもかかわらず、いまだ出演料を返還せずにいるという。

 KMスターのキム・テグン代表は「ソテジ側が今年2月に当社と出演契約を結んだ後、わずか一か月後の3月初めになってKT&G(韓国たばこ人参公社)の協賛を得て、ロシアのウラジオストクで公演を行うと予定を変更したのは、明らかな二重契約であり、初めから当社と公演を行う意思がなかったと判断せざるを得ない」と主張した。

 特にKMスター側はソテジが先にKT&Gと単独契約を結んでいたにもかかわらず、追加として上岩ワールドカップスタジアムでの公演契約をした疑惑も提起している。

 これについてソテジ側は公演中止となった理由がKM側にあり、今年5月8日に行ったウラジオストク公演とはまったく無関係の別途の契約であると主張している。

 ソテジカンパニーのアン・ウヒョン代表は「当初、KMスター側が趙容弼(チョー・ヨンピル)氏、羅勳児(ナフナ)氏、日本人歌手を含めた3日間の公演を予定していたが、出演陣や会場の交渉といった準備が整っていなかった。他の公演に変更する時間を十分に提供したが解決するに至らなかったのだから出演料返還の義務はない。法的に真正面から対応する」と明らかにした。

 92年にデビューしたソテジは出演料返還などの問題で起訴されたのは今回が初めてだけに、今後の展開が注目されている。

 ソテジは10日、ソウル市内の蚕室(チャムシル)主競技場で、韓米日3か国の大物バンドが出演するロックフェスティバル「ETPFEST」に出演、今年の公式活動を終了する。

スポーツ朝鮮/ファン・スチョル記者 midas@sportschosun.com
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