「北朝鮮の金正日総書記がハリウッド進出?」

 金正日(キム・ジョンイル)総書記がハリウッドアニメに出演する。

 「トケビニュース」(www.dkbnews.com)は6日、「今秋、米国で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の大量殺傷兵器の取り引きを風刺したアニメ映画が公開され、金総書記と思われる人物も登場する」と伝えた。

 同サイトによればこのアニメは米パラマウント社が制作した『世界の警察 チームアメリカ』(『Team America: World Police』)。

 同社が制作した予告編で金総書記の姿を確認することができる。

 人物紹介の画面に「Kim Jong Il」とローマ字表記された金総書記と非常に似たキャラクターが登場する。

 独特のヘアスタイルに大きな眼鏡、お馴染みの人民服など、細部までそっくりだ。キャラクターの印象からして善人の役ではないようだ。

 ストーリーは米国を中心とした世界警察がテロリストたちに大量殺傷兵器を売ろうとする一人の独裁者の陰謀をキャッチして一網打尽にするといった内容。

 舞台はパリのエッフェル塔、ロシアのクレムリン宮殿、エジプトのピラミッドなど、全世界を背景にしており、金総書記の官邸も登場する。

 金総書記以外にもアレック・ボールドウィン、ジョージ・クルーニー、リブ・タイラーなどの有名俳優や女優のキャラクターが登場し、さらにはジョージ・ブッシュ米大統領とジョン・ケリー民主党大統領候補、『華氏911』のマイケル・ムーア監督まで模写されているという。

 国内での公開は未定。

スポーツ朝鮮/キム・イング記者
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