『パリの恋人』の女性ファンを魅了する主人公の歌声

 視聴率1位のSBSドラマ『パリの恋人』で主人公のギジュ(朴新陽(パク・ シニャン)扮す)がヒロインのテヨン(キム・ジョンウン扮す)のために歌う『愛してもいいですか』がブームになっている。

 『愛してもいいですか』はユリサンジャが2001年にリリースした5thアルバムに収録されている曲。この曲が登場した先月18日の放送分のVOD(ビデオオンデマンド)は、現在7万2000件のアクセスを記録しており、他の回の平均アクセス数の6万件を上回っている。

 携帯電話のカラーリング(電話の呼び出し音の代わりに音楽などを流すサービス)サービスを提供するコンテンツプロバイダーは、朴新陽が歌う『愛してもいいですか』を先週から提供しており、1週間でダウンロード回数が3万件を突破して1位を記録している。ユリサンジャのオリジナルバージョンも4位に入る高い人気を集めている。

 離婚経験のある財閥の御曹子と貧しいが明るく生きる女性との恋物語を描いた『パリの恋人』は、その分かりやすい内容がむしろ、索莫とした視聴者たちを魅了していると評価されている。

 さらには、その“童話の中の王子様”が「眩しいほどに美しい…今日からあなたを愛してもいいですか」という歌詞の歌を直接歌い、多くの女性ファンの心を鷲づかみにしている。

 『パリの恋人』の熱烈なファンというパク・ヒジョンさん(女性/40)は「現実にはギジュのような男性は存在しないが、まるでギジュが私のために歌ってくれているみたい」とすっかり魅了された様子。

 制作陣は7日(第17話)のキム・ジョンウンが朴新陽のために“お返しの歌”を歌うシーンを放送する予定だ。会社の問題で悩んでいるギジュをテヨンが歌で慰めるという設定で、候補に挙がったWaxの『オッパ』と『私に残ったすべての愛をあげる』の2曲のうちから、結局『オッパ』を歌うことになった。

韓賢祐(ハン・ヒョヌ)記者 hwhan@chosun.com
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