崔岷植(チェ・ミンシク)主演の映画『花咲く春が来れば』が、最近クランクアップを迎えた。
京畿(キョンギ)道トクソで行われた最後の撮影は、主人公のヒョヌ(崔岷植)がコンビニエンスストアの前で昔の恋人(キム・ホジョン)から携帯電話で結婚の知らせを聞くというシーン。
ヒョヌは彼女の言葉に耳をかたむけ、「幸せにな」と言って寂しげに電話を切る。
そしてポケットから「トゲ中学校ブラスバンド部指導教師募集」と書かれた広告の切れ端を取り出して電話をする。
このシーンは映画の初めに登場するが、ストーリーの構成上ヒョヌがソウルから江原道の山奥に行くきっかけとなるという部分のため、崔岷植はヒョヌという人物に十分に入り込んでから撮影をしたいと希望、今回のクランクアップ直前に行われることになった。
この日は非常に暑かったにもかかわらず、劇中の設定が晩秋だったため、崔岷植は見るからに暑そうな長袖のジャケットを着て汗をかきながらの撮影をすることになった。
崔岷植は「事故やトラブルもなく無事に撮影を終えて一安心した。初めての映画出演にもかかわらず、一生懸命撮影に参加してくれたトゲ中学校の子どもたちの姿を見て深い感銘を受けた」と語った。
『マリ物語(マリイヤギ)』の制作会社「SIZ エンターテインメント」が制作、リュ・ジャンハ監督がメガホンを取った『花咲く春が来れば』は最終作業を経て秋夕(チュソク/旧盆)シーズンの9月17日から公開される。