「私はヨン様じゃありません」
ヨン様ブームでナム・グンミンも人気だ。理由はペ・ヨンジュンに似ているからだ。
KBS第1テレビのドラマ『かけがえのない我が子』に出演中のナム・グンミンに先週、衝撃的な電話がかかってきた。日本のテレビ朝日韓国支社からだった。
「江原(カンウォン)道・春川(チュンチョン)市・南怡(ナミ)島で『冬の恋歌』(日本タイトル『冬のソナタ』)特集の撮影をするため、ペ・ヨンジュンの代役を演じてほしい」といった内容だった。
確かにセルフレームのメガネをかけて上品に微笑めば、日本の女性たちを魅了しているヨン様の姿そのままだ。
しかし、ナム・グンミンはこの依頼を丁寧に断った。「ペ・ヨンジュンさんは確かに尊敬する先輩。でも、比べてほしくない」と言う。つまりはペ・ヨンジュンに似ていると言われることから脱したいという意思表示だった。
ナム・グンミンは先月だけで、こうした依頼の電話を5回も受けた。
『Junior』という雑誌からも連絡がきた。近日中に日本語版を出版する予定で、インタビューをしたいという依頼だった。やはりペ・ヨンジュン中心のインタビューだったため断った。
ナム・グンミンは今までにも誰かに似ているという話を多く聞いてきた。ペ・ヨンジュンがその代表的な人物で、安在旭(アン・ジェウク)やチョ・ハンソンにまで似ていると言われたこともあった。
江南(カンナム)の某百貨店で偶然に会った崔志宇(チェ・ジウ)に「在旭さん?」と声をかけられたことがあったという。ビックスターに似ているのはうれしいことであり、有利な点も多い。しかし、これからはナム・グンミン個人として勝負したいのだ。
それもそのはずだろう。ナム・グンミンは『かけがえのない我が子』の主演を務め、安定した演技力を披露してスターに向けて一歩ずつ階段を上がっている。非常に長い台詞も徹夜で覚える練習熱心な俳優なのだから。