「冬のソナタをとても楽しく拝見しました。南怡(ナミ)島のあのベンチは今でもありますか」
日本で韓流ブームをリードするドラマ『冬の恋歌』(日本タイトル『冬のソナタ』)のヒロイン、崔志宇(チェ・ジウ)が小泉純一郎首相と22日、韓日共同訪問の年の広報大使として日本の首相官邸で歓談した。
予定時間を10分ほどオーバーして約30分間にわたって行われた歓談で小泉首相は、韓国の大衆文化に対する知識を披露して崔志宇を驚かせた。
訪問を終えた崔志宇によると「冬ソナ」を見たかどうかの質問に小泉首相は「とても面白かった。ロケ地の南怡島の並木道に行きたい」とドラマの具体的なシーンまで話したという。
続けて小泉首相は「南怡島のあのベンチはまだあるの」と問い返した。南怡島のベンチは『冬の恋歌』のチュンサンとユジンがファーストキスをした場所。
小泉首相は「日本にも同じようなすばらしい場所がある。次回は日本で撮影したら良いだろう。すばらしい温泉も紹介する」と語った。
また、小泉首相は盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と2日間、映画『シュリ』のロケ地となった済州(チェジュ)島で首脳会談をしたと話し、「チェジュという私の発音は合ってるのか」と質問もした。
崔志宇は小泉首相が『冬の恋歌』や韓流ブームについて非常に詳しいと驚いた様子だった。
「本当にお詳しかったです。一つ一つのシーンもすべて憶えてらっしゃって…小泉首相が南怡島のお話をたくさんされました」
崔志宇は小泉首相について「テレビで見るよりも親近感がある。韓国の大衆文化に関心を持っていただき感謝したい」と語った。
また、広報大使として「さらに日本と親しくなるために努力してすばらしい演技でこれに応えたい。機会があれば日本のドラマや映画にも出演したい。日本語も一生懸命学びたい」と意欲を見せた。