超多忙を極めるキム・ジョンウンの争奪戦が激化

 「映画ファンの皆さん、ごめんなさい」

 キム・ジョンウンの争奪戦が熾烈を極めている。

 視聴率50%を目前に控えたSBSテレビのドラマ『パリの恋人』の制作陣と今月16日に公開した映画『私の男のロマンス』(パク・チェヒョン監督、メイフィルム制作)の関係者が、それぞれキム・ジョンウンのスケジュールを先取りしようと熾烈な争奪戦を繰り広げている。

 今年5月初めに『私の男のロマンス』のクランクアップを迎え、『パリの恋人』のロケに突入したキム・ジョンウンは、一日の休みもなく一週間続けて『パリの恋人』のスケジュールのために寝る暇もない状態だ。

 そのため、映画の公開を控えて予定されていた数多くのインタビューやテレビ出演、地方での舞台あいさつといったプロモーション活動がまったくできなかった。公開第一週目だった先週末にソウルにある2カ所の映画館を回って舞台あいさつをしたのがすべてだ。

 このままでは申し訳ないと業を煮やしたキム・ジョンウンが、24日と25日にはどんな用事があろうと、必ず地方のファンの元へ行くと宣言。今度は『パリの恋人』の関係者を困らせた。

 シナリオの完成が遅れており、当日の放送分をその日の午後までに撮り終えるということが頻繁な『パリの恋人』にとって、主演女優が週末に地方へ行くこと自体、まったくあり得ないことなのだ。結局24、25日に予定されていた地方での舞台あいさつは、すでに中止となり、キム・ジョンウンの出席を心待ちにしていた地方の映画館は怒りを露にしている。

 こうして多忙なキム・ジョンウンは、今月18日に放送された『パリの恋人』で『私の男のロマンス』のプラカードを持って現われるなど、間接プロモーションに余念がない。

 『私の男のロマンス』の制作会社「メイフィルム」は、「主演女優がプロモーションに参加するのは原則だが、あまりに多忙なため仕方なく諦める他しかない」とし、「それでも映画不況にもかかわらず、公開第一週目の観客動員数が42万人を突破したのはドラマ人気の大きく影響しているようだ」とした。

スポーツ朝鮮/キム・ソラ記者 soda@sportschosun.com
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