極上のブラックサウンドを聴かせるSeven

 「そう聴こえるかも知れませんが、こんなスタイルの曲は最近の世界的なトレンドなんです。『YEAH!』が韓国でもヒットした影響でそんな話をよく聞きますが、海外に行けばけっこうスタンダードなんですよ」

 『情熱』以外にもほとんどの曲がブラックミュージックの最先端の音を取り入れた曲だ。もちろん思わず踊り出してしまうような曲のスタイルは相変らずだ。今月7日の「777ショウ・ケース」でも披露したように、ジャネット・ジャクソンの振付師が手がけたステージはパーフェクトそのものだった。

 1stアルバムの時にヒーリーズのスニーカーを流行させたSevenが今回身に付けているアイテムは、つばがプラスチックできているキャップ。つばがプラスチック製なため、一般的のキャップとはデザインが異なる。

 今回のアルバムレコーディングと日本でのシングルリリースのためにSevenは、今年の2月から2カ月間、東京に滞在した。1TYMのメンバー、テディーと共に音楽について多くを語り合ったという。

 「自分もいつかは作曲もして、自分だけの音楽が作りたいです。でも、中途半端にやるなら、やらないほうがいいと思います。僕が直接曲を作るようになれば、その時は本当に自信があってやるのでしょう」

 こんなことを言えるのは、よっぽどの完璧主義者だ。アーティストとして活動をしながら、自ら立てた目標も「自分自身に負けないこと」だそうだ。

 Sevenが言う「自分に負ける」とは、慢心を持つようになってこれ以上発展がない状態のことだという。そこで不意に「安養(アニャン)芸術高校2年先輩の歌手『ピ』と自分を比較してどう思うか」と聞くと、「そんな質問はもう飽き飽きです」と笑った。

  「ピさんがパワフルならば、僕はソフトなイメージでしょうか?好みとかは似ているようです」。

 そして最後にこう語った。

「あと、僕はあんなにマッチョじゃないですよ」

スポーツ朝鮮/ソン・ウォンソプ記者 five@sportschosun.com
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