カン・ヘジョンがピアノ線に縛られて6時間の死闘を繰り広げた。
朴賛郁(パク・チャヌク)監督の映画『スリー、モンスター』でピアニスト役を演じたカン・ヘジョンが、犯人(イム・ウォニ扮す)に誘拐された後、ピアノ線で全身を縛られてぶら下げられるというシーンを6時間にわたって撮影した。
まるで精巧なクモの巣に引っ掛かったマリオネット人形のようにピアノ線で雁字搦めに縛られたシーンは衝撃そのもの。
カン・ヘジョンは全身を圧迫される苦痛の中で極端な心理変化を経験する人物をひたすら眼差しと塞がれた口の動きだけで巧みに演じきって絶賛を受けた。
カン・ヘジョンは「朴賛郁監督はたぶん私ではなく他の有名女優だったらテイクごとにピアノ線を解いて休ませてくれたでしょう」と不満そうに語りながらも、これを笑い飛ばす余裕と成熟した姿を見せた。
『スリー、モンスター』は人気の映画監督(李炳憲(イ・ビョンホン)扮す)がピアニストの妻の指を切断すると誘拐した犯人に殺人を強要され、「妻か、殺人か」という究極の選択を迫られる内容の映画で、8月の公開を予定している。