映画『多黙 安重根』が平壌で初試写会へ

 安重根(アン・ジュングン)義士の一代記を描いた映画『多黙 安重根』(ソ・スウォンプロダクション制作)が26日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)・平壌(ピョンヤン)の長忠(チャンチュン)聖堂で初試写会を開く。

 試写会には韓国側から高麗(コリョ)航空のチャーター機を利用して平壌を訪問する天主教正義具現全国司祭団の約100人と映画制作スタッフ約50人の他、北朝鮮側から映画関係者が大挙参加する。

 映画制作者の徐世原(ソ・セウォン)は、日程調整のため9日午後、天主教正義具現全国司祭団のパク・チャンイル神父と安重根記念会のユン・ウォニル事務総長らと共に北京経由で北朝鮮入りした。

 出発に先立って徐世原は「これまで多くのチャンネルを通じて北側の当局者に会って北朝鮮での公開を推進してきた。国内映画史上初となる北朝鮮での試写会であると同時に今後の北朝鮮ロケ実現への第一歩となるだろう」とコメントした。

 試写会場は南北和解のムードから当初は鄭周永(チョン・ジュヨン)体育館が有力視されていたが、今回のプロジェクトを成功に導いた天主教正義具現全国司祭団の意見を取り入れて長忠聖堂で行われることになった。

スポーツ朝鮮/カン・イルホン記者 eel@sportschosun.com
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