ペ・ヨンジュン、李炳憲(イ・ビョンホン)ら韓流スターの写真集『the man』が肖像権の問題で議論を巻き起こしている中、写真作家のチョ・セヒョンさんが「日本の出版社側が契約を破って無断で写真を多用した」と明らかにした。
『the man』は「韓国四天王」と呼ばれるペ・ヨンジュン、張東健(チャン・ドンゴン)、ウォン・ビン、李炳憲の他にクォン・サンウを合わせた5人の写真が収録されており、日本で今月1日に出版された写真集。これらスターの所属事務所の代表らは最近集まり、「本人の同意なしに写真集が出版された」と肖像権の侵害を訴えるなど、法的対応も辞さないという立場を表明した。
代表らは「チョさんは予め日本で写真集が出版されることを知っており、一人につき1~2カットが収録されるはずだったと説明したが、実際に出版された写真集にはこれら5人の写真がそれぞれ10カット以上もあった。こうしたトラブルの再発を防ぐためにも徹底した対応が必要だ」と明らかにした。
これについてチョさん側は「日本の文藝春秋社と写真集の発売に向けて準備してきたが、私の作品集であって決して韓流スターの写真集ではなかった。
日本側とスターの写真は1~2カット程度にして写真集が出版される前にレイアウトや内容について再び協議するという契約条件だったが、何の知らせもなく写真集が突然出版されて驚いている」と説明した。
チョさん側は「相手が日本の大手出版社でスターらが直接出て来て問題を解決することは、場合によっては韓流ブームそのものに水を差す結果になりかねないと心配して円満な解決に向けて努力してきたが、結局こうした状況に至った。普段から親しい芸能人なだけに、物議をかもして非常に申し訳ない限りで、当事者らが適切な賠償を受けられるよう努力したい」と立場を明らかにした。
チョさんは崔正煥(チェ・ジョンファン)弁護士を通じて現在、日本の出版社側に写真集の印刷及び出版を中止するよう書面を通じて要請している。しかし、該当する芸能人の所属事務所が「被害額は1人につき10億ウォン程度」などと主張しているため、合意に達する可能性は未知数だ。