ドラマ成功のカギはズバリ「男女の三角関係」

 男性二人、女性一人の三角関係がドラマ成功のカギを握っている。

 最近40%近い視聴率を記録したSBSテレビの特別企画ドラマ『パリの恋人』が人気沸騰中だ。

 『パリの恋人』は初め、フランスのパリで偶然に出会ったカン・テヨン(キム・ジョンウン扮す)とハン・ギジュ(朴新陽(パク・ シニャン)扮す)の恋物語がストーリーの中心だったが、ここにハン・ギジュの腹違いの兄弟、ユン・スヒョク(イ・ドンゴン)が加わって三角関係に発展しながら、視聴率が急上昇している。

 早くもドラマのホームページでは、朴新陽ファンとイ・ドンゴンファンの代理戦争が行われている。双方のファンはそれぞれ「ギジュ&テヨン」や「テヨンはスヒョクのもの」といったテーマで熱い応援のメッセージを書き込み、誰が最後の勝者になるかに高い関心を寄せている。

 今年3月に終了したSBSドラマ『バリで起ったこと』もハ・ジウォンが演じる一人の女性を争ってチョ・インソンとソ・ジソプが演じる二人の男性が熱い火花を散らして最終的に視聴率40%の大台を突破した。

 また、MBCドラマ『大長今』も李英愛(イ・ヨンエ)が演じる一人の女性を争って池珍煕(チ・ジニ)と林湖(イム・ホ)の熱い戦いが最後まで視聴者の関心を集めて50%を超える大ヒットを記録した。

 その他にも30%近くの視聴率を記録したMBCドラマ『火の鳥』もイ・ウンジュが演じる一人の女性を争ってイ・ソジンとエリックが演じる二人の男性が熱い火花を散らし、今年2月に終了した崔志宇(チェ・ジウ)、クォン・サンウ、申鉉濬(シン・ヒョンジュン)が出演したSBSドラマ『天国の階段』も高視聴率をマークして脚光を浴びた。

 しかし、対照的に同じ男女3人でも「女性二人、男性一人」という設定はほとんど見当たらない。SBSドラマ局の関係者は「三角関係は食傷気味だが最も安定した構図。

 男性二人、女性一人という設定は二人の男性の間で揺れる女性の微妙な心理変化を描くことができるが、その逆の場合には男性がただの浮気者として描かれてしまう可能性が高く、女性ファンから共感を得ることが難しい」と説明した。

『スポーツ朝鮮/キム・テグン記者 amicus@sportschosun.com 』

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