彼にはどうしてスキャンダルがないのか?思い切って聞いてみた。「もしかして男性がお好き?」
「ハハハ!女性に興味がないのではなく、女性が私に興味がないようです。軽そうキャラクターだからでしょうか、魅力がないようです」
何を謙遜しているのだろうか?一歩間違えればストーカー同然のファンがいるにも関わらず…。ここでマネージャーが割り込んできた。「デビュー当時には恋人がいたそうです。その彼女と別れてからは恋人がいません。その女性を忘れられないというよりは仕事に追われているという感じです。
お茶目で魅力的な俳優、車太鉉(チャ・テヒョン/29)にインタビューした。
MBCテレビのドラマ『皇太子の初恋』(日本タイトル『いつか楽園で!』)と7月9日に公開される映画『トゥー・ガイズ』の両作品に同時出演してか、随分と疲れて見えた。
▲キスを誘う厚めの唇
孫芸珍(ソン・イェジン)、金賢珠(キム・ヒョンジュ)、イ・ウンジュ、イェ・ジウォン、成宥利(ソン・ユリ)…。映画『猟奇的な彼女』で共演した全智賢(チョン・ジヒョン)以外とは、ほぼすべての主演作で女優とのキスシーンがあった。
車太鉉のキスの魅力は体の密着がなくても自然とできること。人よりも2倍も厚い唇で相手に接近すれば自然とキスになる。「コツですか?そんなものはありません。自然にするだけです」
結婚の予定はまだないが理想のタイプはいる。『猟奇的な彼女』の全智賢のように性格が大ざっぱで男勝りで背が高くて格好のいい女性だそうだ。それでも理想のタイプは全智賢ではないと否定する。
▲撮影疲れ?
最近の車太鉉は本当に仕事漬けの毎日だ。『皇太子の初恋』のバリロケでは、一時は精神安定剤まで
飲んだ。慣れない土地での睡眠不足のせいだった。疲労も重なって先月末には撮影中に倒れて現地の病院で応急手当を受け、16日には韓国に一時帰国して映画のプロモーション最中にも倒れた。3食しっかりと食事ができないのも体力低下の原因だ。
バリではバイキング形式の食事に飽きてカレーなどを単品で頼んだり、挙句の果てには客室でインスタントラーメンを作って食べた。「4年ぶりのドラマでプレッシャーも大きかったうえに長期の海外ロケなので数倍も辛いようです。その代わり視聴者の皆さんにとっては見どころが多いでしょう」
ドラマ出演をしても映画に対する想いは変わらない。「朴重勲(パク・チュンフン)さんと共演できただけでも幸せでした。デビュー9年の区切りとして、大きく前進するきっかけになったようです」
▲明日の韓流スター
『猟奇的な彼女』『恋愛小説』(日本タイトル『永遠の片想い』)『初恋死守決起大会』といった映画への出演で中華圏の韓流スターに浮上した車太鉉。今回の『皇太子の初恋』は日本の「スカイパーフェクTV!」でも同時放送される予定で、車太鉉も第2のヨン様を目指す。
テレビ局に勤める父と声優の母の間に生まれ、子どもの頃の夢は歌手、プロデューサー、俳優の3つだった。2つの夢はすでに実現し、いつかは徐世原(ソ・セウォン)や李敬揆(イ・ギョンギュ)のように映画の制作も手がけるだろう。
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