昨年リリースしたソロデビューアルバムでユ・ヒヨルの『そうだったんだろう』をカバーして大ヒットを放った歌手のキム・ヒョンジュン(31)が、約1年ぶりにリリースした2ndアルバムでも好評を博している。
今回の2ndアルバムにはチョ・ギュチョン、チョ・ギュマン、チョ・ギュチャンの三兄弟をはじめ、Loveholicのカン・ヒョンミン、イ・ジェハクなどが作曲で参加した。ヒットメーカーの作曲家が大挙参加し、キム・ヒョンジュンのポップなメロディーがアルバム全体の完成度を高めた。
キム・ヒョンジュンはユ・ヒヨルのプロジェクト「Toy」のゲストボーカルというイメージが強い。「Toy」の『良い人』がヒットし、ソロアルバムのリードトラック『そうだったんだろう』もユ・ヒヨルの曲だったためだ。だからだろうか、今回のアルバムはユ・ヒヨルが参加していないにもかかわらず、ユ・ヒヨル的なメロディーに聴こえてならない。
特に1stシングルとなる『彼女が笑うだろう』のイントロ部分のメロディーとクライマックス部分のコード進行が似ている。それでもカン・ヒョンミンが作曲した『君へ』『ラッキー』といった曲では、キム・ヒョンジュンの歌唱力を存分に堪能できる。
重厚な中低音の響きとパワフルな高音が印象的なユ・ヒヨルの歌声を聴いているうちに、ユ・ヒヨルの存在を忘れさせる。