Baby V.O.Xが2PACの曲使用でピンチ


 Baby V.O.Xが96年に他界した米国の黒人ラッパー2PACの曲を無断で使用したという内容が2PACのホームページに掲載され、Baby V.O.Xの7thアルバムのリードトラック『Xcstasy』の著作権侵害が指摘されている。

 こうした指摘は2PACの母親が設立したアマル・レコードの2PACホームページ(www.2paclegacy.com)でされている。このホームページは4月8日に「弊社はBaby V.O.Xの最新アルバムが2PACの音源を無断使用していることを確認した。

 弊社はライセンス契約をせずに2PACの曲とトレードマークを使用することを中断させるためにBaby V.O.Xと所属事務所を告訴する」という内容を掲載した。

 これについてBaby V.O.Xは「2PACの曲を使用したサンプリングは、米国の正規のルートを通じて合法的に行われた。アマルは2PACのすべての著作権を保有しておらず、法的な問題はない」と強調した。

 2PACの著作権はアマルのみならず、2PACステート、インタースコープなどのレーベルが共有しており、Baby V.O.Xは昨年11月、デス・ロウとDTTGからアジア地域での音源、肖像権、映像使用権を購入した後、今年4月18日にアルバムをリリースした。

 Baby V.O.Xが所属するDR企画のユン・ドンリョン代表は「もしアマル側が著作権を問題視するのであれば、『2PACフォーエバー』のDVDとビデオも販売することができなかったはず。2PACの音源使用許可書を見せても構わない」と無実を訴えた。

スポーツ朝鮮/ファン・スチョル記者 midas@sportschosun.com
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