SBSで今月12日からスタートしたドラマ『パリの恋人』が、いきなり26.7%という高視聴率をマークして週間視聴率(ニルソン・メディアリサーチ調査)のトップに輝き、早くも大ヒットを予感させている。
1位タイではあるが、放送第一週目にして1位に輝いたのはSBSドラマ『オールイン』(日本タイトル『オールイン運命の愛』)や全国民の2人に1人が見たというMBCドラマ『大長今』でも達成できなかった記録だ。
特に今回の記録は主演の朴新陽(パク・シニャン)が腰を痛めてスタートが一週遅れるアクシデントが逆に効を奏した形となった。
骨太の男性ドラマを標榜する『暴風の中に』の後続となる全20話の『パリの恋人』は、典型的な女性向けのラブストーリー。フランスのパリを背景に女性たちの羨望の的、財閥の御曹子と貧しいが独自の魅力を持つシンデレラガールが出会って始まる恋物語だ。
第1話は朴新陽が演じる財閥の御曹子ハン・ギジュとキム・ジョンウンが演じるシンデレラガールのカン・テヨンの関係を中心にストーリーが展開された。二人のキャラクターと置かれた状況が非現実的ではあるが、視聴者の想像力と共感を十分に刺激したようだ。
また、第2話から本格的に登場したギジュの甥(イ・ドンゴン)を加えた3人が成す三角関係も劇的な緊張感を与える。