金喜善がジャッキー・チェンと映画『SO4』で共演

 韓流スターの金喜善(キム・ヒソン/27)がジャッキー・チェンと手を組み、ワールドスターへと飛躍する。

 金喜善は最近、ジャッキー・チェンが制作と主演を務める映画『SO4』(仮題)のヒロインとして出演すると口頭で合意した。

 すでに香港の制作投資会社であるエンペラー・グループが送った契約書を受け取った状態で、細部の調整を行ってサインをするのみとなっている。金喜善は来月初めに香港へ向かい、ジャッキー・チェンと共に制作発表会を開く。

 出演料は国内女優の海外映画出演料の最高額である100万ドル(約12億ウォン)。韓国公開時にはランニングギャランティーも受け取る最高の条件を得た。

 さらには映画が公開される来年の夏に中国、香港で放映される化粧品とシャンプーのCMモデルとしてもオファーを受けており、今回の映画で金喜善が手にする額は天文学的数字になる見込みだ。

 『SO4』はジャッキー・チェンが社長を務める香港のエンペラー・グループが制作と配給を担当して米国、ヨーロッパ、東南アジア、日本など、全世界60カ国で公開される予定だ。国内での配給は金喜善の所属事務所「トゥソンエンターテインメント」が指定する国内配給会社が務めることになる。

 この映画にはジャッキー・チェンの出演料(約1500万ドル)を差し引いても約350億ウォンの制作費が投じられる。今年の下半期にクランクインして秦始皇帝が眠る中国の西安と上海を中心に撮影が行われる。

 『SO4』は『ポリス・ストーリー3』『レッド・ブロンクス』などを手がけた香港のスタンリー・トン監督がメガホンを取る。また、ハリウッドの超大作『マトリックス』にスミス役で出演したヒューゴ・ウィーヴィングがジャッキー・チェンのライバルとして出演する予定だ。脚色は『グリーン・デスティニー』で脚本を務めたワン・ホエリンが手がける。

 『SO4』で金喜善は伝説の古代韓国の姫、ジャッキー・チェンは古代中国秦の護衛武士を演じる。ジャッキー・チェンが金喜善を中国に連れて行くために韓国にやって来て恋に落ちるという設定で、『千年之愛』のようなラブストーリーとアクションが混合している。

 金喜善は今までにもチャン・イーモウ、チェン・カイコーといった巨匠監督からラブコールを受けてきた。

 しかし、制作、配給のバックグラウンドがあるジャッキー・チェンと手を組むことで、「アジアの韓流」から「世界の韓流」へと飛躍することができる絶好の機会を手にすることになった。

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