【フォト】崔岷植のフォトアルバム
カンヌのヒーロー、崔岷植(チェ・ミンシク)の怒りが爆発した。映画『オールド・ボーイ』で15年間、餃子ばかりを食べ続けた役を演じた崔岷植は11日、映画『花咲く春が来れば』(リュ・ジャンハ監督、(株)シーズエンターテインメント制作)の撮影が行われている江原(カンウォン)道・三陟(サムチョク)市・道渓(トゲ)邑の道渓電算情報高校で記者団のインタビューに応え、最近、物議を醸している「生ゴミ餃子」に対して怒りを爆発させた。
崔岷植は「本当に今までたくさんの餃子を食べた。今回の事件を聞いて本当に頭にきた。ニュースを見てすぐソウルの家に電話をして冷蔵庫にある餃子を全部捨てろと言った」と語った。また「『オールド・ボーイ』をパロディーにしたポスターを見たが、本当にスカッとした」と付け加えた。
先月、『オールド・ボーイ』でカンヌ国際映画祭に出席、全世界のメディアから注目された崔岷植は、ドラマ復帰についての質問に「どうせなら他の仕事をした方がいいと思ってドラマには出ない」ときっぱり否定した。「ドラマは人間味がなくて視聴率だけのためみたいで嫌だ」と語った。
崔岷植はまた、ドラマ『ソウルの月』以降、酒に依存して廃人同然だった時に韓石圭(ハン・ソッキュ)が映画『ナンバー3』(日本タイトル『ナンバー・スリー』)に出演しようと誘って再起の場を提供してくれたという秘話も披露した。
「俳優をやっていなかったら女遊びに明け暮れていただろう」と言う崔岷植は、「食っちゃ寝てのスタイルだから頭を使うような仕事はできない」と語って記者たちを笑わせた。
崔岷植は今回の映画『花咲く春が来れば』で炭鉱村にある中学校のブラスバンド部を指導しながら人生の希望を取り戻すトランペッターのヒュヌ役を演じる。
秋雨の降る日から花が咲き始める春までの物語を描いたこの映画は、すべてが変化する過程で傷が癒されていく姿を穏やかに描いている。公開は今年の秋夕(チュソク/旧盆)を予定している。