日本の韓流ブーム 「冬ソナの次は韓国映画」


【まるごと情報館】隠された歴史に迫る映画『実尾島』

 ドラマ『冬の恋歌』(日本タイトル『冬のソナタ』)に続き、韓国映画が日本の韓流ブームをリードできるかに関心が集まっている。

 ニューズウイーク日本版の最新号はカバーストーリーで「韓国映画を見よ!」というタイトルで12ページの企画記事を掲載した。

 「テレビドラマよりすごい!アジアのハリウッド誕生の秘密」と「うサブタイトルのこの記事は「韓国映画の世界的な評価を支えているのは、娯楽性と社会性を見事に融合させた独自の世界観を作り出した新世代の作家たち」と絶賛した。

 これに先立ち、今月6日付けの東京新聞は、韓国の大鐘賞映画祭を「韓国版のアカデミー賞」と文化面のトップで大きく伝えた。

 同紙は「今回は、作品賞やその他の賞のノミネート作に『オールド・ボーイ』『実尾島』(日本タイトル『シルミド/SILMIDO』)『太極旗を翻して』(日本タイトル『ブラザーフッド』)など、日本でも知られる大作や話題作が並ぶ」とノミネート作品や授賞式の模様を詳細にわたって紹介した。主要受賞作のほとんどは日本でも知られる作品だ。

 『実尾島』は今月5日に公開され、『太極旗を翻して』は26日から公開される。『オールド・ボーイ』も今秋の公開を予定している。『殺人の追憶』も今年、公開されて話題となった。

 日本で大人気の「ヨン様」ことペ・ヨンジュンが主演した『スキャンダル/朝鮮男女相悦之詞』(日本タイトル『スキャンダル』)は、熱心なファンが前日から徹夜で並んで公開を待った。

 日本では今年に入ってから公開される韓国映画が40本にもなる。韓国映画は『シュリ』のヒット以降、常に日本でも公開されており、昨年は『猟奇的な彼女』が単館系ながら興行収入5億円を記録するヒットとなった。

 日本の配給会社は『猟奇的な彼女』のヒット以降、韓国の恋愛映画に注目して集中的に輸入を行ってきた。今年に入ってからも『ラブストーリー』というタイトルで上映された『クラシック』は、口コミで人気が広まり、期待以上の成果を上げた。

 今年は『実尾島』と『太極旗を翻して』が『ロードオブ・ザリング』を抑えた韓国映画として注目を集めている。それに加えて昨年から続くドラマ『冬の恋歌』のヒットが影響して全般的に韓国の文化コンテンツに対する期待が最高に高まっている。

 現在、ほとんどの日本の週刊誌は、必ずと言っていいほど『冬の恋歌』や韓国関連の記事を扱っている。『冬の恋歌』で共演したペ・ヨンジュンと崔志宇(チェ・ジウ)の顔は鉄道の中吊り広告だけでも一日に何度も接することができる。

東京=チェ・フプ特派員 pot@chosun.com

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