ハ・ジウォンが李明世監督の次回作『朝鮮刑事』に出演 

 女優のハ・ジウォンが李明世(イ・ミョンセ)監督の次回作に出演してワールドスターの仲間入りを果す。

 ハ・ジウォンは李明世監督の次回作『朝鮮刑事』(仮題/製作ウェル・メイド・フィルム、コリアピクチャーズ投資/配給)にヒロイン役で抜擢された。

 99年の『情け容赦無し』(日本タイトル『NOWHERE 情け容赦無し』)以降、渡米してロサンゼルスでハリウッド映画のテクニックを学び、ニューヨークで理論的に武装した李明世監督は、5年ぶりのカムバック作となる『朝鮮刑事』を来年7月に韓国と米国で同時公開する予定だ。

 この試みは韓国映画史上初のアカデミー賞受賞を狙ったもので、李明世監督は米国のメジャー配給会社による全面的な配給とプロモーション支援の約束を得たと伝えられている。

 李明世監督は米国に滞在中にハリウッドの制作者から熱烈なラブコールを受けたが、米国的な思考回路を持った香港出身のジョン・ウー監督とは異なり、オリエンタル的な要素を持った映画で勝負するために誘いを断ってきた。

 昨年、大ヒットを記録したドラマ『茶母』と『情け容赦無し』のキャラクターを組み合わせて朝鮮時代の正義感に溢れる女刑事と悪事を働く男刑事の葛藤と愛を描く今回の映画でハ・ジウォンは、女優としては歴代最高の額となる4億5000万ウォンの出演料を手にする。

 ハ・ジウォンは現在、70%の撮影が終わっているドラマ『神父授業』で4億ウォンの出演料を手にし、彼女と共に韓国映画をリードする女優の全智賢(チョン・ジヒョン)も3日に公開される『僕の彼女を紹介します』で4億ウォンを手にしている。

 制作費100億ウォンの超大作『朝鮮刑事』は、ハ・ジウォンの相手役をはじめ出演陣のキャスティングと共に朝鮮時代の漢陽の町並みを完璧に再現したセットが完成する11月のクランクインを予定している。

 ハ・ジウォンは「ハリウッドが認める李明世監督の作品に出演することになって光栄。カンヌやベルリン、ベネチアといったヨーロッパの映画祭を席巻した韓国映画がアカデミー賞に挑戦する先頭的な役割を担うようで力が漲ってくる」と語った。

スポーツ朝鮮/キム・ホヨン記者 allstar@sportschosun.com
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