“日流”がやって来る。
韓国と日本の本格的な大衆文化交流にゴーサインが出た。
韓国の芸能企画会社「リクドゥ」(クァク・スンフン代表)と日本の芸能プロダクション「ぱれっと」(吉本暁弘代表)が電撃的にマネジメント交流契約を結び、両国トップスターの本格的な交流が可能となった。
今回の契約によって2000年に日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した宮本真希とトヨタ自動車、カネボウ化粧品などのモデルとして知られる国分佐智子がテレビ出演、ファッションショー、CMなどを通じて本格的に韓国での活動を開始する。
また、「ぱれっと」がプロモーションを務める日本のトップアーティストが相次いで来韓公演を行う他、韓国人アーティストの日本での公演や俳優などの各種出演をバックアップする。
その第一弾として16日に東京港区にオープンする「クラブホリデー」で韓国人アーティストに公演の場を提供して日本への進出を支援する。
今回の交流によって、これまでペ・ヨンジュンやBoAの人気で日本にも上陸した“韓流”に対して、これからは“日流”が韓国に上陸する双方向での大衆文化交流が実現することになった。
しかし、今回の交流に対して韓国の芸能関係者の意見は二分している。ユミン(本名:笛木優子)の前例からも見られるように言語や文化の差など、今も残る反日感情をどう克服するかという問題が指摘されている。
リクドゥのクァク・スンフン代表は「韓国で成功したユミンの例や安室奈美恵の来韓公演の成功を見ても、そういった問題はいくらでも解決することができる。これまでは国内の芸能人が日本に進出した際に現地の事情や情報に通じておらず、失敗するケースが多かったが、今は実力さえ備えていれば確実なルートを通じて日本への進出が可能となった」と自信を語った。