等身大の朴賛郁監督を描いた『スリー、モンスター』

 第57回カンヌ国際映画祭でグランプリ(審査員特別大賞)を受賞した朴賛郁(パク・チャヌク)監督の普段の姿がスクリーンに映し出される。

 朴賛郁監督の次回作『スリー、モンスター』に自身の姿をそのまま投影したキャラクターを登場させるというもの。

 俳優の李炳憲(イ・ビョンホン)が映画監督の役を熱演したこのキャラクターは、朴賛郁監督が観客やメディアから絶賛を受けている人気監督である上、家族を最優先して考えるスタイルなどもそっくりだ。

 中でも監督がスタッフのことを第一に考えて撮影日程を調整して「60人が寝られないほうがいいのか、一人が寝られないほうがいいのか」と言うシーンは、朴監督の普段の姿にそっくりだ。

 朴賛郁監督と瓜二つの役を演じた李炳憲は「キャラクターを研究する必要性を感じなかった。朴監督をモデルに演じただけ」と振り返った。朴監督は自分を研究し尽くした李炳憲の熱演に「監督を任せても構わない」とすっかりご満悦だったという。

 人気の映画監督がある男に拉致され、人生を揺るがす事件に直面するといった内容のオムニバス映画『スリー、モンスター』は8月の公開を予定している。

『スポーツ朝鮮/キム・ホヨン記者 allstar@sportschosun.com 』

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