「冬ソナ」など人気の韓国ドラマが中東で放送へ

 現在、日本で人気のKBSドラマ『冬の恋歌』(日本タイトル『冬のソナタ』)が今度は中東に進出する。

 尹錫瑚(ユン・ソクホ)監督が手がけた『冬の恋歌』と『秋の童話』(日本タイトル『秋の童話 ~オータム・イン・マイ・ハート~』)の2本のドラマがエジプトの国営放送「ERTU」で早ければ7月から衛星と地上波を通じてエジプト全土と中東全域に放送される予定だとKBSが明らかにした。

 韓国ドラマが中東地域で放送されるのは今回が初めて。ERTtは中東全域に番組を供給する中東、アフリカ地域で最大の放送局。

 また、現在アラブ首長国連邦(UAE)の国営放送「アブダビテレビ」も9月頃から両ドラマの放送を検討しており、レバノンのLBC、Future TV、ヨルダンテレビ、カタールテレビなど、中東の他のテレビ局も両ドラマの放送を検討している。

 両ドラマの中東での放送は輸出のみならず、両国間の友好関係をさらに深め、イラク派兵を控えて相互理解の必要性が高まる中で実現したことから、さらに意義深いKBS側は説明した。

 両ドラマの試写会に参加したERTUチャンネル2の局長は『冬の恋歌』と『秋の童話』の優れた映像美と独自のシナリオに魅了され、現地での放送に積極的な姿勢を見せたという。

 韓国ドラマのエジプトでの放送は、長期的なコンテンツ輸出市場としての中東市場の可能性を模索する実験の場となる見込みだ。

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