『風のファイター』の梁東根が崔倍達の息子と対面


 「父の若き頃を訪ねて…」

 極真空手の創始者で日本の格闘界を席巻した崔倍達(チェ・ペダル/日本名:大山倍達)を描いた映画『風のファイター』(梁允豪(ヤン・ユンホ)監督、アイビジョンエンターテインメント制作)の撮影現場で主演の梁東根(ヤン・ドングン)と特別な3人の人物との対面が実現した。

 崔倍達の息子、クァンボムさん、クァンスさん、クァンファさんの3人が、今月22日、水原(スウォン)KBSセットを訪れ、主人公の父を演じる俳優の梁東根ニ会った。

 長男のクァンボムさん(30)は「梁東根さんの体格と目元が生前の父を彷彿とさせて非常に驚いた。カンヌ・フィルムマーケットで公開された12分間のプロモーション映像を見て、生前に祖国で活動したがっていた父の願いが今になって実現したと感じた」と代役を使わずに父の崔倍達を熱演する梁東根に感謝の気持ちを伝えた。

 梁東根も独特の純朴な顔をほころばせ、崔倍達の息子たちを歓迎したが、「自分がしっかりと崔倍達さんを演じ切れているかは分からない。息子さんたちに会って英雄として語り継がれる父であり、一人の人間としての崔倍達さんを感じることができた今日の特別な時間を大切な思い出にしたい」と語った。 

 一時代を風靡した格闘家、崔倍達の一代記を描いた『風のファイター』は、29日に海南(ヘナム)の葦原で日本の格闘家を相手に30対1の命懸けの血闘を繰り広げた武蔵野平野の戦いを描いたシーンを最後に、日本でのロケを含む半年間の長いロケを終え、編集作業などを経て8月に公開される。

『スポーツ朝鮮/ナム・ジョンソク記者 bluesky@sportschosun.com 』

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