【徹底検証】日本のヒップホップ&ロックシーン


 日本の音楽水準は果してどの程度なのだろうか。最近、安室奈美恵の来韓公演が国内の音楽ファンに相当な衝撃を与えたことも影響し、果して日本で各ジャンルのトップを走るアーティストがどの程度のレベルなのか、という点に関心が集まっている。

 そこで、日本の音楽シーンを代表するヒップホップ、ヴィジュアル系バンドのアルバムを聴いてみた。

 「Dragon Ash」は96年にギタリストの降谷建志とドラマーの桜井誠が結成したグループ。一般的にはヒップホッvグループとしてジャンル分けされているが、実際にはヒップホップの他にもリンプ・ビズキットを連想させるハードコアなど、多様な音楽スタイルをカバーしている。

 今回、国内リリースされた5thアルバム『HARVEST』も同様に、2曲目の『House of Velocity』はトリップホップ調、リードトラックの『Fantasista』はパンクスタイルと、一言では表現し難い幅広い音楽スタイルを持っている。

 言語的に制限されていて「日本語は世界で最もヒップホップに適さない言語」と言われているが、そんな偏見を覆して99年のオリコンチャートの頂上に立った彼らは現在、2人のダンサーを加えて7人編成で活動している。

 そして、以前から日本の音楽シーンをリードしてきたのが、X JAPAN、GLAY、L’Arc~en~Cielといったヴィジュアル系バンドたちだ。中でもGLAYは今年でメジャーデビュー10周年を迎える。

 TERU(vo)、TAKURO(g)、HISASHI(g)、JIRO(b)から成るGLAYは、94年にX JAPANのYOSHIKIがプロデュースしたシングル『RAIN』でデビューして以来、10年間にわたって日本のロックシーンの最高峰として君臨してきた。

 今回、国内リリースされた『THE FRUSTRATED』は10周年を記念した一枚。ロックがマイナージャンルに属している韓国では想像を絶するが、アルバムをリリースする度にミリオンセラーを記録しているGLAYは、97年にリリースしたベストアルバムで500万枚のセールスを記録した。

 全体的な雰囲気が90年代に比べて明るくポップになったアルバム『THE FRUSTRATED』は、元JUDY MARYのYUKIがコーラスとして参加した『南東風』が特に国内のファンに人気だ。

スポーツ朝鮮/ソン・ウォンソプ記者 five@sportschosun.com
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