崔岷植、来年『花咲く春が来れば』でカンヌ再挑戦

 「今度は最優秀男優賞だ」

 崔岷植(チェ・ミンシク)がカンヌ国際映画祭の個人タイトルに挑む。

 2002年には林権澤(イム・グォンテク)監督に『酔画仙』で最優秀監督賞受賞の栄誉を与え、今年は朴賛郁(パク・チャヌク)監督を『オールド・ボーイ』でグランプリ(審査員特別大賞)に輝かせるなど、受賞に大きく貢献した崔岷植が今度は自身の受賞を狙う。

 崔岷植主演の映画『花咲く春が来れば』の投資配給会社「チョンオラム」のチェ・ヨンベ代表は「来年のカンヌ映画祭に出品することを決めた。

 崔岷植がカンヌで二度も受賞作に出演していたことから知名度も上がり、今回の映画も作品性に優れているだけに、コンペ部門への出品はもちろん、最優秀男優賞の受賞も期待される」と意気込みを明らかにした。

 『花咲く春が来れば』は恋人と別れて落ち込んだトランペッター(崔岷植)が、地方の中学校のブラスバンド部の臨時教師として赴任した隣町の薬剤師(チャン・シニョン)と出会い、愛と希望を取り戻すといったラブストーリー。

 『オールド・ボーイ』で15年間にわたって監禁された男の姿を演じるために大幅な減量を行った崔岷植は、今回の映画でも実際にトランペットを演奏する姿を撮影するために猛特訓をするなど、役作りに余念がない。

 カンヌ国際映画祭のために一時撮影が中断されていた『花咲く春が来れば』は、25日に崔岷植が帰国後、27日から江原(カンウォン)道・三陟(サムチョク)市で撮影を再開する。

 現在、約60%の撮影が終わり、9月の秋夕(チュソク/旧盆)シーズンの公開予定映画の中で最高の話題作として期待を集めている。

スポーツ朝鮮/キム・ホヨン記者 allstar@sportschosun.com
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