映画『下流人生』を十二分に楽しむ3つの方法

▲監督たちのゲスト出演=李慧英(イ・ヘヨン)の他にもゲスト出演者たちの顔ぶれが豪華だ。林権澤(イム・グォンテク)監督と鄭一成(チョン・イルソン)撮影監督の弟子らが師匠のために揃って出演したからだ。

 『テロリスト』(日本タイトル『テロリスト 哀しき男に捧げる挽歌』)のキム・ヨンビン監督、『バンジージャンプをする』のキム・デスン監督が映画の中でも映画監督として登場する。

 その他、『ナンバー3』(日本タイトル『ナンバー・スリー』)の宋能漢(ソン・ヌンハン)監督、『薔薇色の人生』の金弘俊(キム・ホンジュン)監督、宋吉漢(ソン・ギルハン)シナリオ作家なども大挙ゲスト出演している。

▲50~70年代のヒット映画=明洞(ミョンドン)の中心にあった「ミド劇場」は当時最も人気のある映画のみを上映した有名な映画館。『理由なき反抗』(58)、『馬夫』(61)、『007/ロシアより愛をこめて』(64)、『掠奪された七人の花嫁』(65)、『証言』(73)といった看板から移り行く時代を垣間見ることができる。

▲21世紀に存在する60年代のソウル=60年代に最高の活気を見せた明洞が、1800坪の富川(プチョン)ファンタスティックスタジオに再現され、規模の大きいセットの他にも全国各地が映画の背景として撮影された。

 最も頻繁に登場する場所はソウル。その中でも忠武路(チュンムロ)、安国(アングク)洞、光化門(クァンファムン)、筆(ピル)洞、倉(チャン)洞、牛耳(ウイ)洞、梧柳(オリュ)洞など江北(カンブク)の20カ所が『下流人生』で時代を超えて40年前の姿を見せている。

スポーツ朝鮮/キム・ソラ記者 soda@sportschosun.com
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