カンヌ映画祭12日開幕 アジア映画が大挙出品

 韓国映画はカンヌ国際映画祭で新風を巻き起こすことができるだろうか。

 12日にペドロ・アルモドバル監督のオープニング作品『La Mala Educacion』(英題『Bad Education』)で開幕し、23日に閉幕する第57回カンヌ国際映画祭で最も目を見張るものはアジア映画の出品の多さだ。

 18本が出品されるコンペ部門のうちアジア映画が6本を占める。日本、中国、タイの映画と共にコンペ部門に出品した韓国映画は洪尚秀(ホン・サンス)監督の『女は男の未来だ』と朴賛郁(パク・チャヌク)監督の『オールド・ボーイ』の2本を出品して特に注目を集めている。

 また、キム・イソク監督の『清風明月』が「ある視点」で上映される。すでに林権澤(イム・グォンテク)監督が『酔画仙』で監督賞を受賞したことがあるが、今年は若い韓国人監督の作品が中心に出品され、韓国映画が国際芸術映画の舞台に本格進出するきっかけとなると見られる。

 韓国映画の他にもウォン・カーウァイ監督の新作『2046』や是枝裕和監督の『誰も知らない』などのアジア映画も注目されている。

 今年のカンヌ国際映画祭には2本のアニメ映画がコンペ部門に出品されたのも目を引く。前編に続き出品された『シュレック2』と『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の後続編となる押井守の『イノセンス』が賞獲得を狙う。

 その他、ブッシュ一家と著名なサウジアラビア人一族との関係に焦点を当てたマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画『華氏911度(ファーレンハイト9/11)』も話題となっている作品だ。

李東振(イ・ドンジン)記者 djlee@chosun.com
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