人気アーティストら、MP3携帯に「待った!」


 BoA、カンタ、JEWELRY、厳正化(オム・ジョンファ)、高耀太、UN、CHAKRA、NRG、キム・ボムス、梁東根 (ヤン・ドングン)、宋大寛 (ソン・デグァン)、太珍児(テジナ)、CAN、ペク・チヨンなどの人気アーティストらが大挙参加して「MP3プレイヤー付き携帯電話」に宣戦布告した。

 社団法人韓国音源制作者協会、韓国芸能制作者協会、韓国音楽著作権協会、韓国芸術実演者団体連合会、韓国音盤産業協会などの音源権利者団体と歌手らは6日午後1時から、ソウル市・汝矣島(ヨイド)のLGツインタワー前でLGテレコムのMP3プレイヤー付き携帯電話の生産中断を要求する糾弾集会と共に街頭デモを行った。

 林白千(イム・ベクチョン)の司会で始まったこの日の糾弾集会には、国内の50アーティスト、作詞家、作曲家などの音楽関係者の他、文化・芸術関連の関係者が大挙参加し、LG電子とLGテレコムに対して違法音源が再生可能なMP3プレイヤー付き携帯電話の販売中止を訴えた。

 歌手の権仁夏(クォン・イナ)が「MP3プレイヤー付き携帯電話反対糾弾声明書」を朗読してこれまでの交渉経過を報告し、太珍児と厳正化が文化芸術関連団体と共に採択した決議文を発表した。

 続いて参加したアーティストらが「MP3プレイヤー付き携帯電話の生産を糾弾する」とシュプレヒコールを上げ、街頭で「MP3プレイヤー付き携帯電話による違法音源の流通は、21世紀の文化コンテンツ産業の崩壊を招く」といった内容の印刷物を配布した。

 また、音楽関連団体の代表らはLG本社と各政党を訪問し、声明書と嘆願書を提出した。

 音楽関連団体とLGテレコムの対立は、MP3プレイヤー付き携帯電話を使用したMP3音楽ファイルの使用期間の制限をめぐる双方の食い違いから始まった。

 音源協会側はMP3プレイヤー付き携帯電話の違法音楽ファイル再生時には3日(72時間)のみの使用制限をして音質も落とすべきだと主張していたが、LGテレコム側は使用期限や技術的な制限に反対の立場を明らかにしてきた。

 音楽関連団体とこの日の集会に参加した人気アーティストらは、6月5日に韓国芸能制作者協会が主催する「2004 Fコンサート」と同時に開かれるLGの違法音源使用に対する決起大会に参加するなど、LG側が立場を変えるまで真っ向から争う構えだ。

スポーツ朝鮮/ファン・スチョル記者 midas@sportschosun.com
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