キム・ジンピョが公開前の映画映像でMV制作

　最近ベストアルバム『All about JP』をリリースしたヒップホップアーティストのキム・ジンピョが、7月に公開予定の映画『オオカミの誘惑』(金泰均(キム・テギュン)監督、サイダス制作)の映像をフィーチャーした新曲『時間を探して』のミュージックビデオを制作した。

　昨年、ネット小説として話題になった青春アクションラブストーリー『オオカミの誘惑』は、チョ・ハンソン、カン・ドンウォン、イ・チョンアをキャスティングｵて10～20代をターゲットにした映画。

　キム・ジンピョが映画『オオカミの誘惑』の映像でミュージックビデオを制作することになったのは、普段から映画に対して深い関心を寄せていたため。

　昨年、キム・ジンピョがアルバムのマスタリングのためにニューヨークへ向かう直前、『時間を探して』(キム・ジンピョ作詞、イ・ジョク作曲)をサイダス側に送り、サイダス側がこの曲と『オオカミの誘惑』の予告編をキム・ジンピョの所属事務所の関係者らとモニターした結果、まるでキム・ジンピョがミュージックビデオを直接撮影したかのようにマッチしていたという。

　このため、共同プロモーションに合意したキム・ジンピョとサイダス側は、紫雨林のキム・ユナ、Drunken Tiger、李孝利(イ・ヒョリ)、Cherry Filterのミュージックビデオをプロデュースしたソ・ヒョンスン監督に編集を依頼してミュージックビデオを完成させた。

　映画の映像をフィーチャーしたミュージックビデオのプロモーションは、通常アルバムのリリースと映画公開が同時に行われるか、すでに公開されている映画の映像をミュージックビデオで使用するケースが多い。

　しかし、今回のキム・ジンピョのミュージックビデオは、映画公開の2カ月前に発表されたことから、共同プロモーションの新しいスタイルを提示する形となった。