韓国を震撼させた「チ・ガンホン脱走事件」が映画化

 「チ・ガンホン脱走事件」が映画化される。

 (株)ダインピクチャーズのチ・ソンヒョン代表は27日、「1988年10月に起きたチ・ガンホン脱走事件の実話を扱った『無銭有罪』という映画を制作する予定で、現在、安養(アニャン)に住むチ・ガンホンの兄と映画化に関する協議を行っている」と明らかにした。

 88年のソウル五輪直後に起こったチ・ガンホン脱走事件は、12人の未決囚らが移送中に集団脱走してソウル市・恩平(ウンピョン)区・北加佐(プック@ジャ)洞の住宅に侵入。女性を監禁した姿がテレビで全国に生中継され、韓国全土を騒然とさせた。

 チ・ガンホンはこの時「金持ちは罪を犯しても刑務所へ行かず、金のない人間は小さな罪でも刑務所で長年を送らなければならない」と脱走動機を明らかにして「有銭無罪、無銭有罪」という流行語まで生み出した。

 40億ウォンの制作費が投じられる『無銭有罪』のメガホンは、第57回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に『清風明月』を出品するキム・イソク監督が取り、主演のキャスティングを行った後の10月にクランクインし、来年2月のソルラル(旧正月)の公開を予定している。

『スポーツ朝鮮/キム・ホヨン記者 allstar@sportschosun.com 』

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