日本映画が相次いで公開される。
日本文化の全面開放を迎え、多くの日本映画が歩調を合わせたように続々と公開されている。23日には4本の日本映画が同時に公開される予定で、ホラー映画から青春ラブストーリー、時代劇に至るまで、ジャンルも多種多様だ。
昨年の釜山(プサン)国際映画祭のオープニング作品として上映された『ドッペルゲンガー』を手がけた日本を代表する監督、黒沢清の作品『降霊 KOUREI』『アカルイミライ』が公開される。
『降霊 KOUREI』はごく普通の夫婦が世に知られたいという欲望を取り巻いて起るエピソードを描いたホラー映画。『リング』『呪怨』といった代表的な日本のホラー映画とは異なった黒沢監督だけのゆっくりとしたテンポで展開される作品で、視覚的なものよりは意識や欲望そのものがどれだけ恐ろしいものかを表現している。
終盤部分の曖昧さが余韻となるか否かは観客次第で、チョナン・カンで知られる草なぎ剛の真剣な演技を堪能できるのもこの映画の魅力だ。
『アカルイミライ』は何ら希望や未来のない24歳の青年が会社で一人の同僚と出会い、新たな何かを見出していく姿を描く。
『弟切草』はゲームを素材にしたホラー映画で、『呪怨』にも出演した奥菜恵が再び身の毛がよだつホラークイーンを演じる。
『御法度』はビートたけし、浅野忠信など日本を代表する俳優と共に在日韓国人監督の崔洋一が新撰組の局長役を熱演する姿が印象的だ。『御法度』は『愛のコリーダ』を手がけた「タブーと抵抗の監督」大島渚が監督を務めた作品。
『スポーツ朝鮮/ナム・ジョンソク記者 bluesky@sportschosun.com 』