韓流スターが韓国観光公社のCMに豪華総出演

 「韓国に来てください!」

 海外で放送される韓国観光公社のCMが生まれ変わった。

 名勝地や料理、ショッピングの名所などを単純に並べ、大統領やスポーツ選手などの有名人が出演して「Welcome Korea」とアピールするスタイルから脱してストーリーのある今までとは違った洗練されたCMに生まれ変わった。

 韓国観光公社は11日、今年と来年にアジア地域で放送される同公社のCMを「ドラマより面白い韓国」というテーマで韓流スターを大挙起用して制作すると明らかにした。アジアで吹き荒れる韓流ブームを外国人観光客の誘致に結びつけようという考えだ。


 今年2月からシンガポールで放送されている同公社のコマーシャルは、CMというよりは一本のアクション映画に近い。

 俳優の李炳憲(イ・ビョンホン)が空港で拉致された女性を救出するというストーリーで制作され、最後に済州(チェジュ)の菜の花や紅葉、龍坪(ヨンピョン)スキー場など韓国の四季を違和感なく自然に紹介している。

 このCMは今月から香港とタイでもオンエアされる。

 今月末から放送される中国編には、秦始皇陵から出土された兵馬俑が登場する。兵馬俑が韓国の魅力に取りつかれて韓国へ向かうという内容で、金喜善(キム・ヒソン)、張東健(チャン・ドンゴン)、Baby V.O.Xが出演した。



 現在撮影中の日本編には、『冬の恋歌』(日本タイトル『冬のソナタ』)の日本でのヒットで人気の崔志宇(チェ・ジウ)と李炳憲(イ・ビョンホン)が恋人役で登場、春川(チュンチョン)市・南怡(ナミ)島や南大門(ナムデムン)市場、漢(ハン)江の遊覧船などでデートを楽しむといった内容。これら3本のCMに出演した俳優や女優は、すべてモデル料なしで出演した。

 同公社海外広報チームのソン・ギョンジャ課長は「ストーリーがあるCMはそれ自体が話題を提供する。すでにシンガポールで好評を得るなど、大きなCM効果が期待される」とコメントした。

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